赤い提灯が灯る、ノスタルジックな石段の街並み。 まるで映画の世界に迷い込んだかのような幻想的な風景が広がる「九份(ジョウフェン)」は、台北から日帰りで行ける、最も人気の観光地の一つです。
しかし、その一方で多くの旅行者が悩むのが、「台北から九份までのアクセス方法」。
「バスが楽って聞くけど、どこから乗るの?」
「電車とバスを乗り継ぐ方法もあるらしいけど、難しくない?」
この記事では、そんなあなたの疑問をすべて解消するため、台北から九份への主要な4つのアクセス方法を、料金・時間・快適さの観点から徹底的に比較・解説します。
これを読めば、あなたにぴったりの九份への行き方が必ず見つかります。
4つのアクセス方法を徹底比較!
まずは、それぞれの行き方の特徴を一覧表で比べてみましょう。
方法 | 料金(片道) | 所要時間(片道) | 快適さ | おすすめな人 |
---|---|---|---|---|
① 直行バス | 約100台湾ドル | 約90分 | ★★★☆☆ | とにかく楽に行きたい初心者 |
② 電車+バス | 約70台湾ドル | 約100分 | ★★☆☆☆ | 景色とローカル感を味わいたい人 |
③ タクシー | 約1200台湾ドル | 約60分 | ★★★★★ | 時間と快適さをお金で買いたい人 |
④ ツアー | 1500円〜 | 半日〜 | ★★★★★ | 手間なく効率よく観光したい人 |
方法①:【一番人気】乗り換えなしの「直行バス」
現在、最も簡単で多くの旅行者に利用されているのが、台北市内から九份へ乗り換えなしで行ける直行バスです。特に「965番」のバスは、観光客に人気のエリア(西門、台北駅など)から乗車できるため非常に便利です。
- 乗り場: MRT「西門駅」(2番出口)、「北門駅」(2番出口)など。
- 料金: 約90〜100台湾ドル(悠遊カード利用可)。
- メリット: 乗り換えがなく、座っているだけで着くのでとにかく楽。高速道路を走るため速い。
- デメリット: 週末や夕方(帰宅ラッシュ時)は、満員で乗れないことや、渋滞に巻き込まれる可能性があります。
方法②:【王道】景色を楽しむ「電車+バス」
かつて最も一般的だったのが、台湾鉄道(台鉄)で最寄り駅の「瑞芳(ルイファン)駅」まで行き、そこからバスに乗り換える方法です。
- 手順:
- 台鉄「台北駅」から「瑞芳駅」まで電車で移動(約40〜50分)。
- 「瑞芳駅」の駅前から、九份行きのバス(788番、827番、965番など)に乗車(約15分)。
- 料金: 電車代(約50台湾ドル)+バス代(約15台湾ドル)。
- メリット: 料金が最も安い。ローカル線の旅情を味わえる。
- デメリット: 乗り換えの手間がかかる。瑞芳駅からのバスは混雑することが多い。
方法③:【快適さNo.1】時間を買う「タクシー/チャーター」
小さなお子様連れや、グループ旅行、そして何より快適さを優先したい方におすすめなのがタクシーです。
- 料金: 片道1,200台湾ドル前後が相場。
- メリット: 指定した場所(ホテルなど)から直接行くことができ、最も速く快適。山道を運転する心配もない。
- デメリット: 料金が他の方法に比べて圧倒的に高い。
旅のTIPS: 4人グループであれば、1人あたりの料金は300台湾ドルほど。複数人で利用する場合は、選択肢として十分に考えられます。また、九份だけでなく、十分など他の観光地も一緒に巡る「貸切チャーター」も人気です。
方法④:【究極の手間なし】すべておまかせの「現地ツアー」
「チケットの手配や、帰りの時間を気にするのが面倒…」という方には、オプショナルツアーが最適です。
- 内容: 台北市内からの往復送迎に加え、九份だけでなく、十分での天灯上げや猫空のロープウェイなどがセットになっていることが多いです。
- メリット: 効率よく複数の観光地を巡れる。日本語ガイド付きのツアーなら、文化や歴史の解説も聞けて、より深く楽しめます。
- デメリット: 行動の自由度は低くなる。
【お得情報】 KKdayやKlookなどの予約サイトでは、様々な種類の九份ツアーが提供されています。内容や料金を比較して、自分に合ったプランを探してみましょう。
まとめ:自分に合った方法で、最高の九份体験を!
九份への4つのアクセス方法、いかがでしたか?
- 楽さ重視なら → ①直行バス
- 安さと旅情なら → ②電車+バス
- 快適さと時間なら → ③タクシー
- 効率と安心なら → ④ツアー
それぞれのメリット・デメリットを理解し、あなたの旅のスタイルや予算に合った方法を選んでください。
しっかり計画を立てて、あの幻想的な風景に会いに行きましょう!