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【万平ホテル宿泊記】30代夫婦の過ごし方。BAR/ドレスコード/料金/ワインペアリングまで徹底解説!

万平ホテルに、いつか夫婦で泊まってみたい」

そう思いながらも、ウェブサイトで料金を見ては「やっぱり贅沢かな…」とためらってしまう。私たち30代にとって、クラシックホテルは憧れであると同時に、少しハードルの高い存在でした。

こんにちは。この記事では、私たちと同じように感じている30代の夫婦やカップルへ、万平ホテルでの具体的な過ごし方を提案します。

私たちが選んだクラシカルな客室「碓氷館」での時間の使い方、気になるディナーの「ドレスコード」、初体験した「ワインペアリング」の感動、そして夜のひとときを過ごした「BAR」の雰囲気、名物「アップルパイ」の味まで。

実際に泊まってわかったリアルな感想と、気になる料金の総額を、余すところなくお伝えします。この記事が、あなたの背中をそっと押すきっかけになれば嬉しいです。

タイムマシンに乗ったよう。120年の歴史が息づく空間「万平ホテル」

まずは、万平ホテルがどんな場所なのか簡単にご紹介します。

その歴史は1894年(明治27年)にまで遡り、軽井沢の歴史と共に歩んできた日本を代表するクラシックホテルの一つです。特に、昭和初期の面影を色濃く残す本館「アルプス館」は国の重要文化財にも指定されています。

万平ホテルの歴代ラベルと日本クラシックホテルのラベル
万平ホテルの歴代ラベルと日本クラシックホテルのラベル

そして、ジョン・レノンが家族と夏を過ごした場所としても有名で、彼が愛したレシピは今もホテルに受け継がれています。ただ泊まるだけでなく、まるで物語の世界に迷い込んだかのような、特別な時間を過ごせる場所です。

【私たちの過ごし方】五感で味わう、万平ホテルでのタイムライン

それでは、私たちの過ごし方を時系列でご紹介します。

15:00 チェックイン。すずらんの香りに誘われて物語の世界へ

軽井沢駅からタクシーで約5分。緑の中に佇むホテルへ一歩足を踏み入れると、ふわりと上品なすずらんの香りが迎えてくれます。この香りを嗅いだ瞬間、日常から非日常へと意識が切り替わっていくのを感じました。

万平ホテルを象徴する亀のステンドグラス
碓氷館の廊下

チェックイン後、ホテルの方が館内の歴史や見どころを説明しながら部屋まで案内してくださるのですが、この時間が本当に素晴らしい。まるでプライベートツアーのようで、滞在への期待がぐっと高まります。

15:30 私たち夫婦が選んだ客室「碓氷館」の魅力

今回私たちが選んだのは「碓氷館(うすいかん)」。 重要文化財の「アルプス館」や温泉付きの「愛宕館」も非常に魅力的でしたが、私たちが碓氷館を選んだ理由は、「よりクラシックな雰囲気を味わえ、中庭の緑をテラスから身近に感じられるから」でした。

アンティーク調の家具が配された部屋は、まさに想像通りのクラシカルな空間。そして、テラスに出れば、軽井沢の澄んだ空気と美しい緑を独り占めできます。30代の夫婦が、誰にも邪魔されずゆったりと過ごすには最高のロケーションだと感じました。

16:00 憧れのカフェテラスで名物「アップルパイ」を堪能

部屋で一息ついたら、早速お目当ての「カフェテラス」へ。 妻は、ジョン・レノン直伝のレシピという「ロイヤルミルクティー」と、伝統の「アップルパイ」を注文。りんごの食感がしっかり残った温かいアップルパイに、濃厚なミルクティーが本当によく合ったそうです。

実は私、甘く煮たフルーツが少し苦手でして…。そんな私でも楽しめるよう、爽やかな「レモンタルト」があったのは嬉しいポイントでした。万平ホテルアップルパイは必食ですが、それ以外のケーキも絶品ですよ。

ミルクティーとレモンタルト

17:00 部屋で過ごす、思い思いの時間

カフェから戻り、ディナーまでの時間は夫婦それぞれが好きなことをして過ごしました。 妻はスマホで明日の観光プランを立て、私はシャワーを浴びてから資格の勉強を1時間ほど。

その後は碓氷館のテラスに出て、中庭の緑を眺めながら読書を楽しみました。静かな環境で自分の時間を過ごせるのは、最高の過ごし方です。

19:00 ディナーのドレスコードは?初体験の「ワインペアリング」に感動!

ディナーはメインダイニングで、信州の食材をふんだんに使ったフレンチを。 気になるドレスコード「スマートカジュアル」。私はポロシャツにチノパンという服装で行きましたが、過度に堅苦しい雰囲気はなく、リラックスして食事を楽しめました。男性は襟付きのシャツ、女性はワンピースなどが安心かもしれません。

そして、今回の滞在で私が最も楽しみにしていたのが「ワインペアリング」です。思い切って13,000円のコースを私だけ注文。料理一皿ごとにソムリエが選んだワインが提供されます。

ペアリングワインコース

スープの「桃の冷製スープ」にはフルーティーな白ワイン、肉料理には重厚な赤ワイン…。料理とワインが互いを高め合う「マリアージュ」というものを、まさに舌で理解できた瞬間でした。これは30代になり、少し大人の楽しみを知った私たちだからこそ、心から感動できた体験かもしれません。

21:00 万平ホテルのBARで過ごす大人の時間

食後は、一人で万平ホテルのBARへ。 妻が部屋でくつろいでいる間、私は大好きなウイスキー「アードベック」をロックで一杯。

重厚な木のカウンターが印象的なBARで、歴史を感じる空間で静かにグラスを傾ける時間は、まさに「大人の時間」という感じで、とても贅沢な過ごし方でした。

ウイスキー等の強めのお酒が苦手な方に、おススメなのが、バーテンダーが好みに合わせて作ってくれる。フルーツカクテルです!
私は、甘いお酒よりも、スッキリとしたほろ苦いお酒の方が好きなので、信州のぶどうと、ミントを使ったスッキリとした後味が引く、カクテルを作っていただきました。

宿泊者だけではなく、軽井沢に在住の方も、利用されるBARで、軽井沢の魅力や、おススメのお店のお話しを聞かせていただきました。

翌朝 6:00 碓氷館のテラスで、軽井沢の朝を満喫

翌朝は6時頃に目が覚め、早速テラスへ。ひんやりとした澄んだ空気と木々の香り、そして小鳥のさえずりと木々が風でなびく音をBGMに読書をする時間は、忘れられない思い出になりました。

【全費用公開】万平ホテルの宿泊料金はいくらだった?

さて、最も気になる料金についてです。今回の私たちの宿泊にかかった費用を正直に公開します。

  • プラン碓氷館スタンダードテラス付 1泊2食付きプラン(大人2名)
        129,144円(※シーズン変動)
  • 追加料金
    • ディナー時のワインペアリング(1名分):13,000円
    • BARでの飲食代:約4,000円
  • 総額:146,144円

決して安い金額ではありません。ですが、この料金には、最高の食事や空間、そして「日常を忘れて夫婦で心からリラックスする時間」という、プライスレスな価値が含まれていると感じています。

まとめ:30代夫婦の記念日に。万平ホテルは料金以上の「体験」をくれる場所

改めて、「万平ホテルは、料金以上の価値があったか?」と問われれば、私たちの答えは「間違いなくYES」です。

美しい空間や美味しい食事はもちろんですが、碓氷館のテラスでの静かな過ごし方や、初めて体験したワインペアリングの感動は、私たちの記憶に深く刻まれました。

万平ホテルは、宿泊費を払うのではなく、「忘れられない体験と時間を買う場所」なのだと思います。

もしあなたが、記念日や誕生日に、夫婦で特別な時間を過ごしたいと考えているなら。 ぜひ、この唯一無二のクラシックホテルを訪れてみてください。きっとそこには、料金以上の価値がある、忘れられない物語が待っていますよ。

同じく日本クラシックホテルの一つ、横浜にあるニューグランドホテルについても紹介していますので、お時間があれば、ご覧ください!

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