DIY

モニターのバックライト故障を自分でハンダで修理してみた【準備編】

10年間使っていたモニターが突然映らなくなってしまいました。

試行錯誤の末、どうやらバックライトに原因があることがわかりました。
修理業者に依頼すると高額になるため、自分で修理することに挑戦しました。

この記事では、バックライト故障の原因と対処法、そして修理に必要な道具や手順について詳しく説明しています。

初心者でも挑戦できるので、同じような問題でお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

モニターが真っ暗になった時の初期チェック

お手洗いから戻ってみると、画面が真っ暗に。最初は何かのエラーかと思い、端子や電源ケーブルのチェックをしましたが、全く映りません。ディスプレイ設定でモニターの認識を確認すると、ちゃんと認識しています。

音声はどうかと思い、内蔵スピーカーをチェックしましたが、音はちゃんと出ています。液晶側に原因があると確信しました。

モニターのバックライトが原因か確認する方法

試行錯誤の末、あることに気づきました。よく見ると薄っすらと映像が映っているんです!光を当ててみると、肉眼で画像が見える程度には確認できました。

そういえば、液晶ディスプレイは液晶に後ろから光(バックライト)を当てることで映像が表示されるんですよね。(下記の画像では見ることができないですが)

今回の故障はバックライトに原因があると判断しました。

自分でバックライト故障を修理するための準備

バックライトが原因と分かっても、修理する方法が分かりません。液晶のバックライトを交換するの?そもそも、液晶からバックライトを取り出すことはできるの?

色々調べてみると、モニターの電源基板についているコンデンサー※に原因があるという記事を見つけました。

膨張している不良な電解コンデンサ出典:Marble-Lab

 

これだ!

しかも、これならできそうだ!

電荷を蓄えたり、直流信号を遮断し、交流信号を通す機能を持った電子部品

修理手順の概要

修理には、
ハンダを溶かして既設コンデンサーを取り外し、同じ耐電圧、容量を確認して新しいコンデンサーに取り換えます。

ハンダ初心者でもできるモニター修理

ハンダを使う作業となると、私はハンダ初心者です。でも、電子工作は遊びでやったことがあり、これをまさにハンダを経験する絶好の機会だと思いました。

業者に依頼すると2~3万円かかることもあります。それなら新品のモニターを買えますが、このモニターをハンダの実験台にすることにしました。

修理に必要な道具

そうと決まれば、必要な道具を一式購入しなければ!

まずはハンダゴテ、ハンダのワイヤー

初心者は温度調整ができるものを選んだ方が良いようです。
また、小手先も交換可能で色々な形状に付け替えられると部品と、ワイヤーをしっかりと温められ失敗しにくいようです。

ワイヤーの種類は主に鉛入りと鉛フリーのものがあるようです。
鉛入りは、廃棄後に環境に悪く、人体にもあまりよくないようです。
ですが、鉛フリーは溶けにくく、ハンダ初心者にはあまり適していいようです。
今回は、しっかりと換気をするので、鉛入りのハンダワイヤーを選択しました。

 

既設のコンデンサーを取り外すためのハンダ吸い取りシートを購入しました。

あとは、ハンダの酸化被膜の洗浄と基盤の表面張力を低下させ、ハンダを行いやすくするために、フラックスを購入しました。これが初心者には特に重要らしいです。

今回は、管理がしやすそうなペンタイプのフラックスを購入しました。

後はモニターを分解するための分解セットと電圧、電流を確認するためのマルチメーターがあると便利そうです。これは以前から持っているものを使用することにします。

新しいコンデンサーの購入

新しいコンデンサーはモニター分解後に既設コンデンサーを確認してから購入することにします。お店の目星はすでについています。

横浜の石川町駅近く(有)シンコー電機という秋葉原のように電子部品を取り扱っているお店があるのを確認しました。仕事終わりにでも買いに行ってきます!

最後に

治ればラッキー、治らなくても仕方がない。。。そう思えば楽ですね!すでに10年近く使っているモニターなので、元は取っています!

あとは、安全に配慮して作業をしたいと思います。

このブログで実際に作業をしてみた内容も投稿する予定です。ぜひお楽しみにしてください。

では、、、

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