工業高校の資格取得事情をご紹介します。
工業高校は、産業技術の次世代の担い手となる人材の育成を主眼として、工業、産業の技術取得に関する教育過程を編成しています。
資格取得や検定取得に熱心な高校が多く、取得した資格や技能は就職活動や将来の生業において、大きな糧となるでしょう!
そんな、工業高校の資格取得、検定取得事情を紹介します。
工業高校の学科
工業の第3領域があります。
・機械
・電気
・化学
が主に、工業の第3領域と呼ばれています。
さらに建築土木を含めて、第4領域と呼ばれることもあります。
工業高校はこの領域ごとに機械科、電気科、化学科、建築科等に分かれて、就学することが多く
中学校の進学時点で、どの分野に進みたいか決めておく必要があります。
資格取得
各科ごとと、共通して取得が望ましい資格を紹介します。
≪共通≫
計算技術検定
情報技術検定
パソコン利用技術検定
技術英語検定
危険物取扱者乙種4類・・・化学科優位
フォークリフト運転技能講習
≪機械科≫
ガス溶接技能者
アーク溶接技能者
基礎製図検定
機械製図検定
CAD検定
≪電気科≫
2種電気工事士
≪化学科≫
危険物取扱者乙種1~6類
ボイラー技士2級
消防設備士
※毒劇物取扱責任者 卒業+単位取得で取得可能
≪建築土木科≫
測量士
消防設備士
主要な資格を解説
私が在学中に取得した資格含み、私が分かる範囲でまとめます。
計算技術検定
3級を入学して、一番最初に多くの人が受験します。
この資格は、工業高校に入学して、持っていて当たり前という資格になると思います。
頭の良し悪しよりも、関数電卓を使って、計算スピードと正確性が重要となります。
今後、関数電卓を使用して、色々な計算を行う工業高校の生徒には必須の資格といえます。
試験内容としては、3級の試験内容
四則計算(10分) – 6から12数値の四則計算、固定小数点方式・浮動小数点方式による3から4数値の四則計算
関数計算(10分) – 関数値・合成関数を含めた4から6変数の四則計算(三角関数は度数・分・秒・ラジアンによる計算を含む)
実務計算(10分) – 平方・平方根に比例・反比例する計算、順列・組合せの計算、文字式の計算、1次式の変形を伴う計算、式の変形
3級を合格するコツ
四則計算は難しい計算ではないので、とにかく練習すればいいと思います。
関数計算と実務計算は、log10や√、三角関数なんかをただの記号としてとらえ、深く意味を考えずにただ単に電卓に打込めばいいです。
後は、とにかく練習あるのみ。
高校に入って初めて触れた関数電卓に慣れるというでこの資格があると思うので、
時間をかけて練習してみてください。
危険物取扱者乙種4類
この資格については、以下でまとめています。
就職、転職に有利に!学歴不問簡単に取得可能 危険物取扱者について
この資格は、化学科は必須といえる資格です。
機械科や電気科、建築土木科の人も多く受ける資格となります。
そこまで難しい資格ではないので、在学中の3年間で何度もトライして、取得を目指してください。
乙種は全部で6種類+αあるので、4類を合格したら、1類~6類、甲種も挑戦してみてください。
2種電気工事士
電気科に入ったからには、この資格取得が大きな軸となります。
電気科では実習等で、実技試験や配線図の練習もできるようなので、試験に優位になります。
学科試験は、一般問題30問と配線図問題20問あります。
電気基礎の問題が多くあるので、勉強すれば、取得可能となります。
(独学でも合格できたので、大丈夫!)
実技試験は、電気接続、配線の加工、配線を行い、一つの作品をつくようなイメージで試験が行われます。
卒業資格よって得られる資格
卒業と所定の単位を修得することで資格試験を受けなくとも、得られる資格がります。
学校カリキュラムが、対応しているか事前に確認することを推奨します。
毒劇物取扱責任者
化学科にを卒業と一定単位を修得することで得ることができます。
≪条件≫
学校教育法に規定する高等学校において、化学に関する科目を30単位以上修得した者
参考:マイナビー毒物劇物取扱責任者とは? 資格取得方法や試験概要、 活かせる仕事など
二級建築士
本来実務経験がなければ受験できませんが、建築土木科を卒業と所定の単位を修得すると受験資格を得られます。
≪条件≫
工業高校で指定科目を修めて卒業
参考:TAC-決定!!令和2年の建築士試験から 受験資格が緩和されることになりました!
ジュニアマイスター顕彰制度
ジュニアマイスター顕彰は在学中に取得した資格した場合、定められた点数を与え、その得点の合計によって、ブロンズからゴールドまでにの称号を授与する制度のことです。
ブロンズ・・・20点以上
シルバー・・・30点以上
ゴールド・・・45点以上
正直、ここで、ゴールドを授与したからと言って特別に役に立つわけではないですが、ゴールドを授与を目標にすれば、自ずと、たくさんの資格取得を目指すこととなり為、学習意力の向上に繋がります。
工業高校に進学したからには、一つでも良い色のジュニアマイスターを授与を目指してみてはいかがでしょうか!?
以上が、工業高校の資格、検定取得事情でした。
是非これを参考に、多くの資格取得を目指してみてください。
では、、、