ダーマトグラフをご存知でしょうか?
ひと昔前は校閲者や編集者には必須の筆記具もデジタル化によって、現代ではなかなか見る機会がないでしょうね。
そもそも、この単語を聞いて、筆記用具だろっと思う人はまずいないでしょう。
でも、隠れた名筆記用具なんです!
ダーマトグラフは、三菱鉛筆が発売する筆記用具の商品です。
一般には、グリースペンシルと言われています。
その筆記用具の特徴
その特徴は、なんといっても、軸が紙で巻かれていること。
これにより、鉛筆削りがなくても、すぐに新しい芯を出すことができる構造なっています。
≪画像引用≫三菱鉛筆‐ダーマトグラフ
また、一般的な鉛筆よりワックス(油分)を多く含んでおり、紙はもちろんガラスや陶器など、通常の筆記用具では、描くことが困難なものものにも使用することができます。
書類のチェックには、ペンマーカーを用いられることが多くなっていますが、ペンマーカーだと、長時間使用していると長い線を引くとインクが擦れてきたり、フリクションのような特殊インクでない限りは、一度書いたものを消すことができません。
ダーマトグラフは、はっきりした色合いと、鉛筆と同様の構造なので、インク切れることは、決してありません。
また、完全には、消えないものの、消しゴムで限りなく薄く消すことができます。
ダーマトグラフの歴史
もともと、ダーマトグラフは医療用品だったようです。
ダーマトdermatoは、ギリシャ語で『皮膚』グラフgraphは『書く、記録する』と意味を表しています。つまりは、『皮膚に書ける』ということで、手術前の切開箇所にマークする用途として用いられていたようです。現在では、皮膚への筆記用ではありません。
発売した昭和30年当初は、赤・青・黄・黒の4色でしたが、現在では12色販売しています。
私、マークの内容ごとに赤・黄・緑を常時保有しています。
使用用途
柔らかい芯は、筆圧による傷をつけにくく、校閲に用いられています。
私の使用用途も、もっぱら、書類や図面のチェックに使用しています。
用途は、人それぞれ、校閲、マーキングしたり、デッサンとして使用するのも良さそうですね。
書き心地が最高で、ダーマトグラフに優る筆記用具は存在しないと考えています。
太いペン先は、文字を書くの向いていると言えないものの、線や記号を書いたり、簡単なコメントするには、最適な筆記具と言えます。
使いたいと欲求から、チェック作業が楽しく、書きたいから間違い探しにも力が入ります
もし、この文房具がなくなったら、私は、立ち直れなほど、ショックを受けます。
だからこそ、ここで、みなさんに宣伝して、私と同じ、ダーマトグラフ愛好家を作りたいと思い、ブログを書きました。
ぜひ、一度、お手に取っていただけると幸いです。
では、、!!