「献血」って、少し怖いイメージがありますか?
「人のためになるのは分かるけど、自分にはどんなメリットがあるの?」
そう思っている方も多いかもしれません。
実は、献血は尊い社会貢献であると同時に、私たちの美容や健康にとっても嬉しいメリットがたくさんあるんです!
この記事では、献血経験10回以上の私が、あなたのそんな疑問に徹底的にお答えします。
- 献血に期待できる美容効果って?
- 無料で受けられる血液検査がすごい!
- 献血のメリットと注意点
この記事を読めば、献血が「誰かのため」だけでなく「自分のため」にもなる素敵なアクションだと分かり、きっと献血ルームに行ってみたくなりますよ!

献血で「キレイ」になれる?気になる美容へのメリット
結論から言うと、献血が直接的に「美肌を作る」「痩せる」といった効果をもたらすという医学的根拠はまだ確立されていません。
しかし、間接的に美容へ良い影響を与える可能性は十分に考えられます。
メリット1:血液のターンオーバーで、めぐりの良い体に
献血をすると、体内では失われた血液を補うために新しい血液が活発に作られ始めます。この血液のターンオーバーが、私たちの体に嬉しい変化をもたらす可能性があります。
- 血行促進効果:新しい血液が作られる過程で、血のめぐりが良くなることが期待できます。血行が良くなれば、肌のすみずみまで栄養や酸素が行き渡り、くすみが改善されたり、肌のトーンアップに繋がるかもしれません。
- 新陳代謝の活性化:体内のサイクルが整うことで、新陳代謝の活性化も期待できます。
メリット2:無料の血液検査で「インナーケア」を意識できる
献血の最大のメリットの一つが、無料で詳細な血液検査が受けられること。
自分の栄養状態や肝機能、コレステロール値などを正確に知ることは、内側から美しさを育む「インナーケア」の第一歩です。
検査結果を見て、「ちょっと鉄分が不足気味だから、レバーやほうれん草を食べよう」「コレステロール値が高めだから、食生活を見直そう」と考えるきっかけになりますよね。
健康的な体は、美しい肌や髪の土台。献血は、自分の体と向き合う絶好の機会を与えてくれるのです。
【注意】「デトックス効果」は本当なの?
「献血はデトックスになる」「瀉血(しゃけつ)と同じ効果がある」という話を聞いたことがあるかもしれません。
これについて、日本赤十字社は公式サイトで以下のように見解を示しています。
医療行為である「瀉血」の効果という意味かと思いますが、瀉血は他の治療法と併用して効果を生む治療法であるので、献血で同様の効果があるかどうかはわかりません。
引用:日本赤十字社:よくあるご質問
つまり、医療行為の「瀉血」と献血は別物であり、同様のデトックス効果が科学的に証明されているわけではありません。
しかし、先述したように、新しい血液が作られるプロセスが体のめぐりを良くし、健康状態を把握できるという点で、美容と健康にプラスに働くことは間違いないでしょう。
美容だけじゃない!献血のすごいメリット4選
献血には、美容や健康以外にもたくさんの嬉しいメリットがあります。
1.【健康管理】無料で生活習慣病のリスクまでチェック!
献血では、なんと15項目以上もの生化学検査・血球計数検査の結果を知ることができます。これは、会社の健康診断にも匹敵する内容です。
検査項目 | 何がわかるか |
---|---|
ALT(GPT)、γ-GTP | 肝臓の健康状態 |
TP(総蛋白)、ALB(アルブミン) | 栄養状態、肝臓や腎臓の機能 |
CHOL(コレステロール) | 動脈硬化など、生活習慣病のリスク |
GA(グリコアルブミン) | 過去1〜2週間の血糖値の状態(糖尿病のリスク) |
血球計数検査 | 貧血の有無など、血液の状態 |
これらの検査結果は後日、専用サイト「ラブラッド」で確認できます。自分の健康状態を継続的にチェックできるので、まさに最高の健康管理ツールです。
2.【社会貢献】誰かの命を救うことができる
言うまでもなく、これが献血の最も大きな意義です。あなたの血液が、病気やケガで苦しむ誰かの命を繋ぎます。行動一つでヒーローになれる、素晴らしいボランティアです。
3.【リラックス】まるでカフェ!快適すぎる献血ルーム
「献血ルームって病院みたいでしょ?」と思っていませんか?
最近の献血ルームは、明るく清潔でおしゃれな空間がほとんど。無料のドリンクやお菓子が用意され、Wi-Fiや雑誌、漫画も充実しています。

待ち時間や献血後の休憩時間に、カフェのようにゆったりと自分の時間を過ごせますよ。
4.【お楽しみ】限定グッズやイベントも!
献血に協力すると、記念品がもらえることがあります。特に、人気アニメやキャラクターとのコラボキャンペーンは人気が高く、限定グッズを目当てに献血に行く人もいるほど。
また、季節によっては特別なイベントが開催されることも。過去には、花火大会の観覧イベントなどもあったようです。
初めてでも安心!献血の流れと注意点
献血は、安全に協力するためにいくつかのルールがあります。
献血の流れ(所要時間:約40分〜)
- 受付:本人確認と献血に関する説明
- 質問への回答:タブレットで健康状態などに関する質問に回答
- 問診・血圧測定:医師による問診
- ヘモグロビン濃度測定・血液型事前検査:指先から少量の血液を採血
- 採血:採血時間は10〜15分程度
- 休憩:水分補給をしながら10分以上休憩
待ち時間を減らすために、公式サイトからの事前予約が断然おすすめです!
献血ができない場合(主な例)
- 当日の体調がすぐれない、睡眠不足
- 特定の薬を服用中(市販の風邪薬や鎮痛剤も含む)
- 3日以内に歯科治療(抜歯、歯石除去など)を受けた
- 妊娠中、授乳中
- 海外から帰国(入国)して4週間以内
- その他、特定の病歴があるなど
詳しくは公式サイトで確認できます。 ▶ 日本赤十字社:献血をご遠慮いただく場合
献血後の注意点
- 水分をしっかり摂る
- 当日の激しい運動、飲酒、長時間の入浴は避ける
- 献血した腕で重いものを持たない
まとめ|最高の自分磨きは「献血」から始まるかも
私の座右の銘は、「しない善よりやる偽善」。
たとえ「美容のため」「記念品が欲しい」という動機だったとしても、その行動が誰かの命を救うことに繋がるなら、それはとても価値のあることだと思っています。
献血は、尊い社会貢献をしながら、自分の美容と健康を見つめ直すきっかけをくれる、最高の自己投資かもしれません。
この記事が、あなたの「一歩」を後押しできたら嬉しいです。
まずは、お近くの献血ルームを探すことから始めてみませんか?