「献血」と聞くと、どんなイメージがありますか?
「なんだか怖い」「献血ルームに入りにくい」…
そんな風に思っていませんか?
実は、献血には人の命を救うという社会貢献の側面だけでなく、協力する私たちにも嬉しいメリットがたくさんあるんです!
この記事では、献血経験9回の私が、
- 献血が美容や健康に良いってホント?
- どんな健康チェックが受けられるの?
といった疑問を徹底的に解説していきます!
献血ってどんなこと?
献血とは、病気やケガなどで輸血を必要とする人のために、血液を提供することです。
集められた血液は、一定期間しか保管できません。そのため、常に献血への協力が呼びかけられているんですね。
献血に協力するメリット
献血はボランティアですが、協力する私たちにも嬉しいメリットがたくさんあります。
1. 社会貢献できる
献血の最大のメリットは、誰かの命を救えること。
自分の血液が誰かの役に立つと考えると、本当に嬉しい気持ちになります。
2. 健康管理に役立つ
献血では、14項目もの血液検査を無料で受けることができます。
検査結果は後日郵送されるので、自分の健康状態を把握する良い機会になります。
- 肝機能検査(ALT、γ-GTP)
- 腎機能検査(TP、ALB、A/G)
- 脂質検査(CHOL)
- 糖尿病検査(GA)
など、幅広い項目をチェックできます。
さらに、希望すればB型・C型・E型肝炎、梅毒、HTLV-1抗体検査の結果も教えてもらえます。
検査項目 | 基準値(単位) | 説明 |
---|---|---|
ALT(GPT) | 8~49 (IU/L) | 肝臓の健康状態を示す |
γ-GTP | 9~68 (IU/L) | 肝臓や胆道の健康状態を示す |
TP(総蛋白) | 6.6~8.2 (g/dL) | 栄養状態や肝臓、腎臓の機能を示す |
ALB(アルブミン) | 4.0~5.1 (g/dL) | 栄養状態や肝臓、腎臓の機能を示す |
A/G(アルブミン対グロブリン比) | 1.3~2.1 | 肝臓の機能を示す |
CHOL(コレステロール) | 140~259 (mg/dL) | 動脈硬化のリスクを示す |
GA(グリコアルブミン) | 16.5%未満 | 直近の血糖コントロールを示す |
(※1)IU:国際単位 引用:日本赤十字社;検査サービス
3. 限定グッズがもらえることも!
献血に協力すると、お菓子やドリンクなどがもらえたり、献血回数に応じた記念品がもらえます。
期間限定で、人気キャラクターやタレントとのコラボグッズが登場することも!
献血ルームで開催される特別イベントに参加することもできます
横浜献血ルームに予約をして献血を受けた際、みなとみらいで開催される花火大会を献血ルームから観覧しよう!いうイベントがあり、抽選申し込みをすることができました。
4. ゆったりくつろげる
献血ルームは、病院とは違って明るくおしゃれな空間が多いんです。
待ち時間や献血後の休憩に、ゆったりとくつろぐことができますよ。
・献血の混雑状況によって、待ち時間も前後するので、時間に余裕がない隙間時間で献血を行うのであれば、予約がオススメです。(入室から退室まで所用時間:1時間30分前後)
・献血ルームが混雑している時は、献血後の休憩は30分を目安とすることで、混雑緩和に協力が必要です。
献血する際の注意点
献血は安全に行われるよう、いくつかのルールがあります。
献血協力出来ない項目
献血できない場合
- 妊娠中、授乳中の方
- 風邪薬や特定の医薬品を服用中の方
- 最近、歯科治療や予防接種を受けた方
- 渡航歴がある方
- 特定の病気にかかったことがある方
など、献血できない場合があります。
詳しくは、日本赤十字社のホームページで確認してくださいね。
献血後の注意点
献血後は、
- 激しい運動や飲酒を控える
- 入浴は2時間後にする
- 当日は献血した側の腕で重いものを持たない
など、いくつかの注意点があります。
美容や健康へのデトックス効果は?
『デトックス効果、瀉血と同じ効果が期待できる!』と謳った記事、ブログが多くありますが、献血で同様の効果はあるかどうかはわかりません。
日本赤十字社で以下の内容が掲載されてありました。
献血をたくさんすると血液がきれいになっていいと聞いたのですが。
医療行為である「瀉血」の効果という意味かと思いますが、瀉血は他の治療法と併用して効果を生む治療法であるので、献血で同様の効果があるかどうかはわかりません。そのような治療を必要としている状態の方から献血をいただくことはできかねます。なお、健康な方も頻回に採血をされることによって、一部の循環器疾患などの発生率が低くなるとの報告が時に出ますが、まだ確定はしていません。
引用:日本赤十字社:Q&A
私自身も、デトックス効果があるものと思っていましたが、今回調べてみて信憑性が低いということに驚きがありました。
まとめ|献血は「しない善よりやる偽善」
私の座右の銘は、「しない善よりやる偽善」。
たとえ自己満足だとしても、誰かの役に立ちたいという気持ちがあれば、行動してみるべきだと思っています。
この記事が、献血への一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
では、、、